大学か開業医か

歯科の場合、単純な「大学信仰」というのは疑問です。というのも一般的に医療の水準というのは大学病院の方が高く、開業医はそれに続く形となります。しかしながら、歯科医の場合はそうとも限らないのです。

理由はいくつかあり、

①大規模な診療機器を必要としない

②大学病院は縦割りの講座制で”患者さんにとって総体的によい”治療を追究しにくい

③常に「教育」を考える大学病院では、標準方式の範囲に収まってしまいやすい、

等の理由が考えられます。

実際にも、感服するような技術・人格をお持ちの歯科医は、開業医にも大学病院の先生にもみられるので一概には言えません。

歯科のどの分野でも、その分野の実践の最高峰というのは無論たいていが開業しています。また、「大学病院の歯科治療でひどい結果になった」という声を少なからず耳にした事があります。

いずれにしても、「大学病院なら機器が整っているはずだし、大丈夫だろう」と安易に高を括るのはよろしくないかもしれません。大学・開業問わずに、良い歯科医に出会って頂きたいものです。文句なく大学の方が優れているのは、口腔がんなどの他、一般的に抜歯が難しいケースや骨の手術矯正などがあげられるでしょう。チームで取り組み、支援していけるというのが大学病院ならではの強みだと言えます。

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